バトル・ロワイアルⅡ

かの巨匠、深作欣二監督の遺作ですな。
前作から三年、テロリストとなった前作の主人公七原秋也を改正BR法、通称BRⅡによって選ばれた中学生たちが倒しに行くという話。
正直なところ前作ほどのインパクトも面白さもありません。
まず映画のみではストーリーがわかりづらいです。他のもので補完しないとわからない点が多々ありました。
次にキャラが薄いですね、誰が誰なのかわかる前にあっさり死ぬんで死に際にちょっとしたやり取りがあっても何の感慨もわきません。
前作はそれなりにキャラが立ってたと思うのですが。設定を見ると各キャラそれなりの設定があるのがわかったんですけど全然再現できてないし。
あとタッグ制にする意味とか細かいとこを上げるとキリがありませんな。
メッセージ性を強くしすぎたせいでいろんなとこに粗が出来たんだと思います。
そのメッセージも何が言いたいのかよくわからん。結局何がしたかったのさって最後はおもいました。
反米、反戦、テロ等いろいろ盛り込みすぎてグダグダになってます。
藤原竜也演じる七原があまりに幼稚。まあ所詮はまだ少年ってことでしょうかね。
いいとこは竹内力。やっぱ場が締まるなリキがいると。
最後はどうかと思ったけどね。ウケ狙いでしょうあれは。
あと加藤夏希演じる女スナイパーがかっこよかった。一番見せてたと思うし。最後も一番華々しかった。
それくらいかなー。
エンディングはあわよくば続編もという感じですな。多分ないけど。
これ深作欣二がどこまで関わってたのか知りませんが完成品見たら泣くんじゃないの?